無意識で偏食していませんか?

好き嫌いの多い人は偏食になりますね。
野菜は食べないとか、野菜の中でもキュウリやセロリがダメとか。
鶏肉が食べられない、青魚がダメとか。
そんな方たちもマクドナルドは大丈夫だったりしますよね。
偏食とは、一般的に特定の食品を嫌って食べない、あるいは限られた食品ばかりを好んで食べるような偏った食事をすることを指します。
好き嫌いというものは、個人差がありますが多くの人が持っています。

「偏食」の場合、その程度が激しく特定の食品しか食べない状況が一定続くことで、成長・発育・健康に必要な栄養素が不足しやすくなります。
「偏食」と「好き嫌い」の区別は非常に難しいです。
偏食の場合、特定の食品を全く口にしようとしない、もしくは特定の食品しか食べないです。
好き嫌いの場合は、何度か口にしたり成長に伴い本人の味覚に変化がうまれることで、味や食感などに慣れて食べられるようになることが多いです。
子供の偏食の原因
口腔機能が未発達
食器・スプーン・フォーク・箸などがうまく扱えない
五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)の感じ方に大きな偏り
強いこだわり
苦味のある野菜や酸っぱいものを食べるのを避ける

偏食の対策
乳幼児期:発達段階に合わせたかたさ・大きさに調理し、家族が一緒に食べて「おいしいね」と食事を楽しむ姿を見せること、何度も繰り返し食卓に出してみることです。
幼児期:食材のかたさや大きさ、切り方や味付け、調理方法を工夫しましょう。
学童期:一口でも食べられたら褒めること、完食することを目標にしないこと、食べることを強制しないこと、一緒に買い物に行ったり調理したりすることで、食事に対する興味関心をもたせること。
好き嫌いや家庭の食生活だけが偏食傾向につながるわけではなく、発達障害の感覚過敏や強いこだわりが関係している場合もあります。
子どもの発達について何か気になる点がある場合は、医療機関などの専門機関に相談しましょう。
偏食はわがままではないことを理解すること、食べられない食品があっても他の食品で栄養を補うなど、「頑張って食べる」以外の対応方法はほかにも多くあることを意識しましょう。